子持ち看護師が夜勤と子育ての両立って可能?【私が実際に使った】知っておきたい夜勤免除や減らすコツと対策

子持ち看護師が 夜勤と子育ての両立って可能? 【実際に使った】 知っておきたいコツと対策 きなりん
困ってる看護師

育休復帰したら夜勤をしなくちゃいけないんだけど、子育ての協力も十分じゃないし、できるのか不安。夜勤免除にならないかな?

子供が小さくて夜勤をやらなければならない看護師は、育児と仕事の両立に悩んでいることが多いです。
夜勤は体力的にも精神的にも負担が大きく、家族の協力が得られない場合はさらに苦しいです。

この記事ではそんな状況でも働けるためのアイディアや、利用できるサービスや知っておいた方がいい法律、上司との交渉術などを紹介します。

きなりん

総合病院フルタイムで働いていた私が
「やばい、これ夜勤できないじゃん」と思い、
実際に使って1人目の育休明けも、2人目の育休明けも
「夜勤のない子育て」を実現した方法を解説していきます。

・職場の子育てへの理解がなくて工夫しても続けられそうもない
・結論、夜勤したくない
という人には、子持ち看護師におすすめの転職サービスもご紹介します。

⋙夜勤できないの相談なら「ナースではたらこ」で解決

>夜勤をやりたくない場合へ

目次

子持ち看護師が夜勤を減らすための工夫

子持ち看護師が夜勤を減らすための工夫

夜勤を減らすことは、子持ち看護師にとって大きなメリットです。家族との時間や睡眠時間を確保できるだけでなく、体調や精神面も安定します。

しかし、夜勤を減らすことは簡単ではありません。

上司や同僚との調整や、病院の方針やシステムに合わせる必要があります。

きなりん

そこで、私も実際に使った、夜勤を減らすためにできる工夫をいくつか紹介します。

夜勤を減らすための上司との交渉のコツ

夜勤を減らすためには、まず上司と交渉する必要があります。

上司はあなたの状況や希望を理解してくれるかもしれませんが、それだけでは変更は難しいでしょう。

そこで、私が実際に夜勤のない職場を勝ち取るために使った、以下のポイントを参考にしてみてください。

  • 自分の状況や希望を具体的に伝える夜勤を減らしたい、変更したい、やめたいなどの希望や理由を明確に伝えることが大切です。
    自分がどんな状況にあるか、どんな希望を持っているかを明確に伝えましょう。自分の状況や困難さを具体的に説明することで、上司に理解してもらいやすくなります。
    例えば、「子供が小さいので夜勤ができません」「夜勤は月に2回までにしてほしい」などです。
  • 相手の立場や状況を理解する:上司も人間ですから、感情や事情があります。部署の人員や業務量などを考えてシフトを組んでいます。相手の立場や状況を理解し、感謝や尊敬の気持ちを表現しましょう相手を責めたり攻撃したりすると、反発されてしまう可能性が高くなります
    また、相手の意見や提案も聞く耳を持ち、柔軟に対応することが必要です。
  • 融通や代替案を提案する:自分だけが都合よくなるように要求するのではなく、相手にもメリットがあるように融通や代替案を提案しましょう。例えば、「夜勤の代わりに早出や遅出を増やします」「夜勤は平日だけにしてほしい」「旦那が休みの日なら夜勤ができます」などです。
    思わぬ提案があった場合には、いい提案でも悪い提案でも「一度家族と相談します」と持ち帰り、その場で返事をするのは避けましょう
  • 院内の夜勤のない・少ない部署への異動を希望する:産休前の部署で夜勤を減らすのが業務もわかるし、人間関係も整っているので一番お勧めですが、もともと夜勤のない部署に配置してもらうことも手です。
    この方法のメリットは、夜勤を減らす交渉をしなくてよく、自分だけ夜勤が少ないという他のスタッフへの精神的負担が少なくなることです。
    デメリットは、育休明けの大変な時期に新しい部署の仕事を覚えたり、人間関係を築き上げる必要があって大変なことや、夜勤のない部署はみんな行きたいので倍率が高いことです。
    夜勤のない部署でしか働けない理由を準備しておく必要があります

これらのポイントを守れば、上司と円滑に交渉することができるでしょう。ただし、交渉は一回では終わらないことも多いですから、根気よく続けることが大切です。

私が育休復帰前にどんなことをしたか知りたい方は、合わせてこの記事もどうぞ。

⋙子育てしやすい職場を探すなら「ナースではたらこ」に相談する

子供が小さい時に適用される、夜勤免除に関する法律を知って利用する

これらの法律は、夜勤の負担を軽減するために作られたものですから、知っておくと上司との交渉時にも役に立ちます。

育児・介護休業法では、小学校就学前までの子や要介護状態の家族の世話をする者は、深夜労働を免除される権利があります。

ただし、代わりに面倒を見る者(16歳以上)がいる場合は除きます。この法律は、育児や介護と仕事の両立を支援するために作られたものですから、利用できれば非常に助かります。

厚生労働省 育児・介護休業法のあらましより要約

また、日本看護協会で家庭と仕事の両立のためのQ&Aでこんな質問と回答がありました。

Q.13

育休明けに夜勤免除を申請しましたが、同じ看護職の夫は深夜勤がないからと却下されました。しかし夫は週1回23時までのシフト勤務でオンコールもあります。ほかに同居する家族はいません

A.13

育児介護休業法は、就学前の子を育てる労働者が請求した場合の深夜業(22時~5時)の免除を定めていますが、深夜に就労していない16歳以上の同居家族がいれば免除対象外になります。しかし、同居家族が月4日以上深夜業をする場合は深夜に就労しているとみなされるため、あなたは免除の対象となると思われます。深夜業を含む夜勤免除や回数減をあらためて職場と話し合ってみましょう。

日本看護協会 家庭と仕事の両立より

これらの法律を知っておくことで、夜勤免除や減らすための根拠や交渉材料になります。

また、自分の権利や義務を守ることもできます。法律は難しく感じるかもしれませんが、自分に関係する部分だけでも必ず把握しておきましょう。

子供優先で働きたいと考えている方は、合わせてこちらの記事も参考にしてください。

時短勤務や育児部分休業を活用する

フルタイムで働いている場合は、時短勤務や育児部分休業を活用することも考えましょう。

・時短勤務や育児部分休業は、育児・介護休業法で定められた制度です。時短勤務は、1日の所定労働時間を6時間以下に短縮することができます。ただし、退職金の減額対象になりますので、慎重に決めてください。

・育児部分休業は、1日2時間以内(30分単位)の休業を取得することができます。これらの制度を利用することで、夜勤の負担を軽減し、育児や家族の介護と両立できるようにすることができます。退職金の減額はありませんが、手当などの減額はあります。

厚生労働省 育児・介護休業法のあらましより要約

時短勤務や育児部分休業を利用するには、事前に申請や相談が必要です。

また、収入が減ることや、職場の人間関係に影響が出ることも考えられます。

しかし、それでも夜勤をやりながら子育てするよりは、メリットが大きいです。

きなりん

私は働き方を変えてみて、今しか味わえない子供との時間を、穏やかな気持ちで過ごせるようになりました。
これには大きな価値があると感じます。

自分のライフスタイルや家計に合わせて、最適な働き方を選ぶことが重要です。

この制度は、職場ごとに多少の違いがある場合があるので、法律を確認したうえで就業規則などを確認するようにしてください。

育休明けに使える制度についてまとめた記事も合わせてごらんください。

夜勤をやりながら子育てするためのサポート

夜勤をやりながら子育てするためのサポート

夜勤を減らすことができない場合でも、夜勤をやりながら子育てすることは不可能ではありません。

ただし、一人で頑張るのではなく、周囲のサポートを受けることが大切です。

そこで、夜勤をやりながら子育てをするために利用できるサービスや協力者を紹介します。

院内保育室や夜間保育の利用

院内保育室や夜間保育は、夜勤中に子どもを預けることができるサービスです。

どちらも利用条件や料金などは異なりますから、事前に確認しておくことが必要です。

また、メリットもデメリットもあります。

院内保育室や夜間保育のメリット

・夜勤中に子どもの様子を確認できること
・夜勤終了後にすぐに子どもと会えること
・院内保育室であれば、何かあったときにすぐに対応できるという安心感がある

院内保育室や夜間保育のデメリット

・院内保育室は病院の方針や人員によっては利用できない場合がある

夜間保育は利用者が少ないと開設されない場合がある勤務中しか預かってらえない
・夜勤終了と共に子どもとの時間が始まり、自分の休息時間や家事の時間が取れないこともある

きなりん

私は、勤務中しか預かってもらえないというのがつらく、休みの日は「子供のために一緒にいる時間なので預かりかねます」という方針が、本当に子供と自分のためになるのか?と考え、院内保育はやめて地域の認定こども園に入る手続きをしました。

ぴょん

地域の保育園や認定こども園は朝7:00頃から18:30まで預かってくれました。(保育園や何号かによって預かってくれる時間は異なります。)

夜間保育はそこまでして働きたくないという考えの方もいると思いますので、その場合は夜勤のない、少ない職場を選ぶといいでしょう。

>夜勤をやりたくない場合へ

院内保育室や夜間保育を利用する場合は、自分の体力や精神力を考えて、無理しないようにしましょう。また、子どもの体調や気持ちにも配慮して、短時間であっても意識してコミュニケーションをとることを大切にしましょう。

ママさんナースとの連携

これは少し特殊な方法ですが、ママさんナースと連携することは、夜勤をやりながら子育てするための有効な方法です。

ママさんナースとは、同じ病院で働く子持ち看護師のことです。

彼女たちはあなたと同じように夜勤と子育ての両立に悩んでいるかもしれません。そこで、互いに協力し合うことで、夜勤を乗り切ることができます。

きなりん

実際に私の勤めていた病院でも、信頼し合っているママ同士で協力し合って働いている人もいました。

他病棟のママさんナースと連携する方法はいくつかあります。例えば、

  • 夜勤明けにお互いの子どもを預かり合って休息時間を確保する
  • 夜勤中にお互いに連絡を取り合って励まし合う
  • 夜勤の日をずらし、お互いの子供を預かり合う

などです。

これらの方法を利用することで、夜勤中や夜勤明けに孤立感や不安感を感じることが減ります。
また、子どもの世話や家事の負担も分散できます。

困ってる看護師

ここまでお願いし合っても、お互いにwin‐winな気持ちでいられる、信頼できるママナースに出会えて信頼関係を構築できることはまれだよね。

なかなか狙ってできることではないですが、もし協力体制を望むなら、まずはお互いの悩みや困りごとを話したり相談し合うことから始めるといいです。

ママさんナースと連携する場合は、信頼関係やルールをしっかりと築くことが大切です。

また、相手の都合や気持ちにも配慮して、感謝の気持ちや相手や自分に負担をかけ過ぎないことを忘れないようにしましょう。

夜勤終了後の休息時間の確保

夜勤終了後の休息時間は、夜勤をやりながら子育てするために必要な時間です。
夜勤中は睡眠不足やストレスがたまりますから、夜勤終了後はしっかりと休むことで、体と心の回復を図ることができます。

しかし、夜勤終了後の休息時間は、子どもの世話や家事などで削られることが多いです。そこで、夜勤終了後の休息時間を確保するための工夫をいくつか紹介します。

  • 夜勤明けに子どもを預ける:保育園や幼稚園、学校などに送って行くと、その間に休むことができます。
  • 家族や友人に協力を求める:夫や親、兄弟などに子どもの世話や家事を手伝ってもらうと、負担が軽減されます。
  • 睡眠の質を高める:カーテンやマスクで部屋を暗くしたり、耳栓やヘッドフォンで音を遮ったりすると、昼間でもぐっすり眠れます。
  • 家事の時短を考える:食事の宅配サービスやネットスーパーを利用して、家事にかける時間を短くする。
きなりん

私は、2人目の育休が明けるときに時短のために「食材宅配のヨシケイ」の食事の宅配サービスを使い始めて、今も使っています。

買い物に行く時間や調理時間が短縮できて、余計なものも買わなくなったので節約にもなってます。興味あれば読んでみてください。

きなりん

私はこのイヤホンを使って寝ていますが、音も遮断されて、好きな音楽で癒されながらぐっすり寝れます。

寝ながら使っても耳も痛くならないからおすすめ!


これらの工夫をすることで、夜勤終了後の休息時間を確保することができます。
休息時間は自分の好きなことをしてリラックスする時間ですから、無理に起きたり動いたりしないようにしましょう。

⋙夜勤に疲れたなら「ナースではたらこ」に相談

夜勤をやりたくない場合

夜勤をやりながら子育てするのは、協力者がいないとなかなか難しいです。

これまで説明したような工夫やサービスや法律を利用して、育児と仕事の両立を目指すことができる人もいるでしょう。

しかし、それでも夜勤がつらくて続けられないと感じる場合は、転職も一つの方法です。

転職することで、夜勤がない職場や、夜勤の回数や時間が少ない職場に移ることができます。
また、転職先によっては給与や待遇、福利厚生なども改善される可能性があります。

きなりん

私もフルタイムで育休復帰して工夫してやってみましたが、自分の体力や能力と家族の協力体制と仕事のバランスを上手にコントロールできず、退職するに至ってしまいました。

転職してやっと子育てしやすい労働環境を手に入れました。

しかし、転職は簡単なことではありません。自分で求人を探したり、応募したり、面接したりするのは大変ですし、時間もかかります。

また、自分に合った職場を見つけるのは難しいですし、転職先でうまくやっていけるかどうかも不安です。

そんなときにおすすめなのが、dipの看護師転職サービス「ナースではたらこ」です。

「ナースではたらこ」は、看護師専門の転職サイトで、子持ち看護師に優しいサービスです。

以下のような特徴があります。

  • 無料で登録できる:「ナースではたらこ」は、無料で登録できます。
    登録するだけで面接が組まれ、電話などでキャリアアドバイザーがあなたの希望や優先したいことをヒヤリングしてくれたあと、あなたに合った求人を紹介してくれます。
  • 専任のエージェントがサポートしてくれる:「ナースではたらこ」には、専任のキャリアアドバイザーがいます。アドバイザーは、あなたの希望や条件を把握してくれ、あなたの代わりに求人を探してくれます。
    「年収をアップさせたい」「子育てと両立させたい」等、希望を伝えると希望に沿った求人を探してくれます。
  • 応募や面接の手続きや交渉も代行してくれる:面接対策、円満退職のためのアドバイスまで、キャリアアドバイザーは、忙しいあなたのために転職活動を全面的にサポートしてくれます。
  • 年収、ボーナス、残業、有給など。聞きづらいことも、キャリア・アドバイザーが確認してくれます。
  • 困ったときは24時間あんしんサポート窓口へ:転職サポートを安心して利用できるよう、サポート窓口を設置してくれています。
    キャリア・アドバイザーを変えてほしい、など直接話しづらいこともここへ相談すれば変更してくれます。
  • 夜勤がない職場や夜勤が少ない職場が多い「ナースではたらこ」には、プライベートを充実させやすい職場や、夜勤が少ない職場が多くあります。例えば、クリニックや訪問看護、デイサービスなどの病院外の職場です。これらの職場での、子持ち看護師にとって働きやすい環境の情報を豊富に持っています。
  • 給与や待遇も良い:「ナースではたらこ」には、給与や待遇も良い求人が多くあります。例えば、年収600万円以上や賞与4ヶ月以上や退職金ありなど、好条件の求人は人気が殺到するのでトラブル防止のため、非公開求人として登録者だけに紹介しています。

以上のように、「ナースではたらこ」は、子持ち看護師におすすめの転職サイトです。登録して転職すれば、子持ち看護師でも働きやすい職場を見つける力になってくれます。

きなりん

転職の意思がなくても、転職に関する相談や情報収集をするだけでも有益です。

キャリアアドバイザーに相談することで、看護師の転職市場の動向や、自分の市場価値やキャリアプランを知ることができます。

ぴょん

また、夜勤のない職場や、夜勤の少ない職場があることを知ることで、希望や選択肢が広がります。
「ナースではたらこ」は、転職をしなくても、相談だけでも聞いてくれる転職サイトです。

真っ暗闇で寝ても覚めても悩んでいるよりは、無料で相談に乗ってくれる「ナースではたらこ」に相談してみるのもいいと思います。

※登録後は面接や本人確認の連絡があります

まとめ

夜勤をやらなくてはいけない子持ち看護師は大変ですが、工夫やサポートを利用すれば乗り切ることができる場合も多くあります。

また、夜勤を減らすことは大きなポイントの一つですが、夜勤を減らすためには、上司との交渉や法律の利用、時短勤務や育児部分休業などが有効です。

夜勤をやりながら子育てするためには、院内保育室や夜間保育、他病棟のママさんナースとの連携などが役立ちます。

それでも子育てと夜勤の両立ができない場合は、「ナースではたらこ」で転職することも考えてみましょう。

「ナースではたらこ」は、夜勤のない職場や、夜勤の少ない職場を探すことができる転職サイトです。

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この記事を書いた人

きなりんのアバター きなりん フリーランス看護師

看護師 2児の母 
看護学校卒業後 呼吸器内科と循環器内科に8年在籍 在籍中に呼吸療法認定士を取得。
他に消化器内科、脳外科、透析室、心臓カテーテル室、内視鏡室の経験あり。
2人目の育休復帰後、仕事と子育ての両立ができず長年勤めた総合病院のフルタイムを辞め、個人事業主、フリーランス看護師に転身し、子育ての仕事の両立を実現している。

ブログ運営、看護師バイト、YMAA認証ライター取得し看護師ライター、セミナー司会、YouTubeなどで活動中。

看護師だって結婚もするし子育てもする。
「看護師は自由に働ける」をコンセプトに「看護師の自由な働き方」を広める活動をしている。

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