持つべきアイテムを持っていないと、ナースステーションやワゴンにいちいち取りに行かなくてはならず、効率よく動けないなんてことありますよね。
必要なアイテムを持ち歩けているか、道具が取り出しやすいかで、業務の効率もかなり違ってくると思います。
この記事を読むと、必要なものをパッと取り出せて、ポケットがパンパンにならないスマートな看護師さんになれますので、どうぞ最後まで読んでくださいね。
テープの持ち歩き方
患者さんのルートを抜いた後、アルコール綿を貼っておくために使ったり、ルートを固定したりと、急にベッドサイドで使うことが多いアイテムですね。
これはポケットの中で奥に入り込みやすく、取り出しにくいので固定しておくといいです。
先ほど紹介したテープを固定しておけるように工夫されたポーチで固定したり、100均のバンジーストラップなどで固定する方法もあります。
ステート
ステートは呼吸音や心音や腸音を聴いて患者さんの状態を把握するのに欠かせませんね。
私はリットマンのシングルが好きです。
服に潜り込ませて使うのに、ダブルより滑り込ませやすいです。
リットマンなら安めのものでも問題なく使えるので、リットマンがおすすめです。
まず、こちらが一番リーズナブルでコスパ抜群なステートです。
1万円以下で買えるのに十分な性能です。
高価なステートと比べると、ややこもった音になりますが、問題なく使えます。
こちらが私が持っているステートです。
心音、肺雑音がクリアに聴こえます。
上の二つのステートの中間の値段です。
ダブルのステートで、小さい方の面では小児にも使用できます。
黒いフォルムに少しだけ覗くブルーがかっこいいです。
メモ用紙
メモ用紙は、どこの職場に行ったとしても必需品ですよね。
特に新人さんは、先輩が教えたことをメモしているか目が光っていると思うので、フェイクとしても持っておいた方がいいです。
先輩に教えてもらったことをメモするのにも、確認用にまとめてポケットに入れておくにもメモ帳は必要ですよね。
私は、100きんのメモ用紙を使っていましたが、メモ帳を2つにして、1つは現場で教えてもらった事をメモして、家に帰ってからもう一つの清書用に要点を綺麗にまとめてとやっていましたが、結局冊持ち歩くの重いのでいまいちだなと思っていました。
そこでこちらの、ルーズリーフタイプのメモ帳です。
付箋も付いていて分類しやすいです。
これなら、現場で教えてもらった時に殴り書きしたページは、綺麗にまとめた後捨てるなんてこともできて2冊持つ必要がなく、ポケットの中がすっきりです!
ボールペン
ボールペンは、100均のボールペンを使っていました。
青を使う機会がなかったので、3色ボールペンではなく、黒と赤のボールペンを使っていました。
私はやはりジェットストリームのボールペンの0.3mmが書きやすくてお気に入りでした。
ボールペンの太さってみなさん好みが違いますよね。
ボールペンは何と言っても書きやすさ重視です。
ペンライト
瞳孔の反射を見たり、左右差を確認するのに使います。
脳外科では特に脳ヘルニアなどの評価に必要で、対光反射や瞳孔サイズなどを見る時に使っていました。
スケールがついているペンライトだと、評価しやすいですね。
スケールやポケット教科書
すべて頭に入っている人はいいのですが、私の場合は何度見ても覚えられないことが結構あったので、スケールやポケット教科書を持ち歩き、必要な時に確認していました。
これは、輸液の滴下数が一目でわかる輸液スケールです。
こちらは中にたくさんカードが入っていて、「急変対応」「褥瘡評価」「意識レベル評価」など、自分が覚えられないけれどすぐに見返したい内容のカードだけを選んで持っておくことができて、とっさの時のとても便利です。
スマートウォッチ
腕時計が禁止の病院もあると思うのですが、私が勤めていた病院は特に禁止されていなかったのでスマートウォッチを使っていました。
スマートウォッチのいい所は、電卓、タイマーがポケットから抹消できることです。
電卓は画面が小さいので使いにくいと思う方もいると思いますが、私はそれでも電卓を持ち歩きたくなかったので使っていました。
タイマーは何分後もできますが、何時何分というタイマーのかけ方もできるので、スケジュールを忘れないようにするのに便利です。
それと、ストップウォッチ機能が脈拍を測る時に便利でした。
看護師は職場環境が悪い所では特に、パワハラ発言をされたりしやすい職場です。何度も繰り返されるパワハラがある時には、録音機能の付いたスマートウォッチを持ち歩くことをおすすめします。
スマートウォッチは機能が色々あるので、どれが看護師にピッタリのアイテムかわかりにくいですよね。
スマートウォッチの詳しい機能やおすすめ機種はこちらの記事に書いてあるので、見てみて下さい!
ペアン
延長チューブなどの接続が外れないことがよくあって、手で開けようと思っても開かないんですよね。
その時にペアンを使ってねじると殆どの場合開けることができて、なくてはならない道具でした。
あと、透析の時には、プライミングの時にルート内のエアーを抜くのによく使っていました。
ハンコ
ハンコは、普通サイズのハンコと、訂正印で小さいサイズのものと二つ持ち歩いていました。キャップレスでそのまま押せるやつを持っていました。
取り出しやすいように百均のリールを付けていました。
こちらのハンコのように、普通サイズのハンコと訂正印が一体化したものもありますよね。
キャップレスなので使いやすいです。
こちらはワンタッチで印鑑が顔を出すタイプです。
紙カルテに書き間違えてしまったときに修正印を使いますね。
点滴や内服薬を確認する時や実施する時にもサインとして使っていたので、かなり回数は多いと思います。
そのサインの時にいちいち自筆で書いていたら時間が勿体ないのでハンコでポンとすると時短になります。
ハサミ
テープを切る時など、看護師にハサミは必需品です。
ハサミは危険物でもあるので、前端がとがっていて皮膚を傷つけたり、ベッドサイドで落として患者さんを傷つける心配がなく、切れ味が良いものを選びたいですね。
こちらのハサミは先端が保護されていて、バンジーストラップで落としてしまうのを防げます。
いろんなカラーバリエーションがあって、お気に入りのカラーがきっと見つかります。
こちらのハサミは、刃の部分がミッフィーの顔になっていてかわいい。癒される。
手指アルコール
一行為一手洗いと言うことで手指消毒のアルコールは当然持っていなくてはいけないアイテムですね。
手指消毒用アルコールは病院で支給してくれるところがほとんどだと思います。
そうでない方は、持ち歩きにはこのサイズのアルコールが持ちやすいです。
いろんな場所に設置してあるので持ち歩かなくても大丈夫と言う方もいるでしょうが、いつでもどこでも消毒したい人は、手指アルコールが入るウェストポーチを持つといいです。
ウェストポーチ
私は腰につけるポシェットに入れてアルコールを持ち歩きたいのでペンポーチ派ではなく、ポシェット派です。なので、ポケットにはメモとポケット教科書だけ入れて、後の道具はポシェットの中にしまって持ち歩いています。
こちらのポーチは、テープの穴に通す紐が付いているので、テープを持ち歩くのに便利です。
アルコール綿(個包装)
患者さんのサーフローのが差し替える時期を超えてまだルートが入っている時など、急にベッドサイドで使うことが多いアイテムです。これを補充していなくて泣きを見ることが結構多かったです。
病院に備品として常備してある職場が殆どだと思いますが、市販でも売っているのでご紹介しておきます。
マジック
点滴ボトルへの時間の印や、いろんな場面でマジックは使います。
しかし、普通の油性マジックで点滴ボトルに書き込むと、マジックの成分が点滴ボトル内に混入すると言われています。
点滴ボトルに混入するリスクで言われているのはキシレンが多いのですが、油性マジックに含まれている他の成分も点滴ボトルを介して混入する可能性は否定できません。それらのリスクを低減させて、より安全に点滴を施行するためにも点滴ボトルへの直接の記載ではなく、紙ラベルなどを使用することが望ましいと考えられます。
病院で支給されるとはあ思いますが、こちらには、キシレンフリーのマジックをご紹介しておきます。
看護師が持っておくべきアイテム13選を動画でも見れます
動画でも解説していますので、こちらもチェックしてみて下さい。
欲しい商品があったら動画の概要欄からこちらの記事に戻ってこれます☺
まとめ
新人看護師が持っていた方がいいアイテムを13個紹介しました。
- ステート
- メモ用紙
- ボールペン
- ペンライト
- スマートウォッチ
- ペアン
- はんこ
- ハサミ
- 手指消毒アルコール
- ウェストポーチ
- テープ
- アルコール綿
- マジック
これらの必要なアイテムを持ち歩けているか、道具が取り出しやすいかで、業務の効率もかなり違ってくると思います。
これであなたも、必要なものをパッと取り出せて、テキパキ仕事ができ、ポケットがパンパンにならないスマートな看護師さんになれますよ。
ぜひ、この記事で紹介した商品やリンクをチェックしてみてください。