看護師を辞めて他の仕事をしたいけど、どうすればいいかわからないあなたへ

注)辞める看護師さんを応援できない方は読まないでください。

例え看護師の仕事が好きであっても、「つらくて辞めたい方」のために書いています。

先日、10年以上務めてきた病院を退職しました。

そして今、私は未来にワクワクする気持ちでこれを書いています。

ずっと苦しかった、真っ暗なトンネルから抜け出せた感覚です。

私は、看護師という仕事にやりがいを感じて長年続けてきました。

あまり自分が看護師に向いているとは思っていませんでしたが、看護師の仕事が大好きで、わからないことがわかるのが嬉しかったり、できることが増えるのが嬉しくて続けてきました。

患者さんとの関わりはあまり好きではないけど、患者さんにお礼を言われる程度にはいい看護師でしたし、医師からも信頼されていたと思います。

自分は定年まで看護師の仕事をしていくんだと思っていました。

それまで自分にはその選択肢しか頭になかったんです。

私は、総合病院で育休後フルタイムで新しい部署に配属となり必死に仕事していましたが、覚えることの多さや看護師の仕事のプレッシャーや責任の重さ、人間関係に疲れ、数週間家に帰ると動けない状態が続き、だんだん夜眠れなくなり、食べられなくなり、最後には出勤しようとすると涙が止まらなくなって仕事に行けなくなりました。

その出来事の数週間前から仕事は何とかこなして家に帰るのに、家では体が動かず家事もできない、子供の相手もできない状態でした。

自分が頑張りきれていない、怠けているから家事をすることができないんだ。看護師の勉強もしなくてはいけないのに思うように手につかない。家族に迷惑をかけていると、頑張れない自分を責める日々でした。

仕事のプレッシャーと、人員不足からくる人間関係の悪化に徐々に追い込まれていきました。

死にたいとまでは思わないのですが、自分が無能だと感じ、自分を責めまくり、「自分はいない方がマシだ。消えてなくなりたい」と思うようになりました。

仕事のことを考えると夜眠れなくなり、手足がしびれるようになりました。ここで私は、自分が病気なのではないかと思い始めました。

初めて自分の症状をネットで検索すると、うつ病の初期症状とあてはまりました。

このままでは自分は壊れてしまうかもしれないという不安を感じ、国が設けている電話相談などに電話しましたが、何度電話しても混み合っていて繋がりませんでした。

次の日仕事に行こうと思っても体が動かず、涙が止まらず、何度頑張って仕事に行くことを想像しても行けない自分がいました。泣きじゃくる私を見かねた旦那さんに促され「こんな状態では安全に仕事ができないと思われるので仕事を休みます」と、師長に連絡しました。

旦那さんに付き添ってもらい、心療内科に行こうと思いましたが、どこも再来月まで初診の予約が取れませんでした。

世の中には精神的な病気で悩む人が沢山いるが、医療機関や国の機関の対応が追い付いていないことが初めてわかりました。自殺者も年々増え続けているのが納得できました。

仕方なく内科に受診し、診察時医師に事情を話し一応話は聞いてくれましたが、専門分野ではなく診断も付けられないし、医療でどうにかできる領域ではないと言われました。

そう言わざる負えない立場も理解でき、専門分野ではないけど少しでも眠れるようになればと門前払いせず安定剤を処方してくれた受付の看護師さんや医師に感謝しています。

診察に同席していた年輩看護師さんが待合室で私に話しかけてくれました。「私も総合病院で働いていたけど、子供のためにクリニックで働くことを選んだの。最初はこんなの看護師の仕事なのだろうかと悩んだこともあったけど、何とか看護師としてのプライドは保てているし、子供との時間は掛け替えがないものだよね。無理して今のところで頑張らなくてもいいと思うよ。」

初めて会った看護師さんでしたが、話した後涙が出ました。

声を殺してなく私に、受付の別の看護師さんが気づいて、そっとティッシュを渡してくれました。

初めてちゃんと同じような立場の人に自分の状況を理解してくれたうえで話を聴いてもらえたと思いました。

それもきっかけとなり、私は病院を辞めることを決意し、言うのはとても勇気がいたけれどその日に師長に連絡し、就業規則上定められている1カ月後に辞めたい。それまでは病休か有休を使わせていただきたいと申し出ました。

そんな経緯で辞めることになったのですが、もしあのまま我慢してあの職場で看護師を続けていたら、精神的に戻ってこれなかったかもしれません。

目次

10年以上務めてきた病院を急に辞める決断。

その決断は、私が弱かったこともあるし、子供や家族のためにという強い意志があったこともそうだけど、看護師の他に働く方法を知っていたからできた行動です。

つらい思いをしてまで看護師をしないとお金を稼げないわけじゃない。

こんなに追い詰められた仕事をしなくても、家族との今を犠牲にしなくてもお金は稼ぐことができる。

辞めることに一直線になれたのは今までお金の稼ぎ方や増やし方を勉強して、行動にうつしていたからだと思います。

看護師は大変なお仕事です。

  • 重労働
  • 医療ミスなどに対しての精神的ストレスも多い
  • 常に人手不足の多重業務の状態のため、人間関係も悪くなりがち
  • 常にマルチタスク
  • 新人さんは先輩看護師からのプレッシャーに耐えられる人だけ生き残る
  • リーダー、プリセプター、看護研究は負担が半端ない
  • 結婚、子育てのライフスタイルに働き方が対応できていない
  • 子供が熱を出したときでさえ休みにくさを感じる子育て世代

この試練をくぐり抜けた年配看護師は、「子供にかけてあげる時間はなかったけどまあまあいい子に育った」と武勇伝のように語り、高確率で膝か腰を痛めて、定年まで夜勤をやっている。(もちろん大変な中、長年看護師を続けて人の役に立ってこられた方々に感謝して、敬意を持っていますが)

こんな未来、絶対に嫌だ!

家族がピンチの時にそばに居たいし、子供やペットとの限られた楽しい時間をたくさん過ごすために仕事に支配されたくない。

いつか看護師を辞めたい!

人員不足、業務のやりにくさ。組織を変えようと思って頑張ってもなかなか変わらない、変わることを期待していても変わらない。

でも自分は変えられる!

なぜ、つらいのに看護師は看護師を辞められないのか

Twitter上では辞めたい看護師があふれています。

それなのになぜ看護師は看護師を辞めないのでしょう?

  • 看護師の仕事が好きだから?
  • 看護師は給料がいいから?

多分違います。

看護師を辞めたらお金の心配があるからじゃないでしょうか?

私もそうでした。

そこで私は、看護師以外で稼ぐ方法を勉強しました。

お金の勉強をしたのです。

お金にまつわる5つの力を知っていますか?

貯める力 使う力 増やす力 稼ぐ力 守る力

ほとんどの看護師は、自分が何にお金を使っているか、自分がどれくらい資産を持っているか把握できていません。(昔の私がそうでした)

まず私は、自分の家は今売ったらいくらになるのか、住宅ローンはあといくら残っているのか、家族のライフステージとそれにかかるお金はいくらか、携帯料金や保険料などの毎月かかる固定費など、すべて洗い出しました。

そこから見直して、無理なく節約できる部分を節約。

ブログやSNS運用で自分の資産を増やしました。

5つの力の中で、特に「増やす」力は重要です。

増やす」と、「稼ぐ」は同じ持っているお金が多くなることですが、意味が違います。

稼いだ」お金を使って「増やす」ということです。

そんなこと、いままで貯金の金利くらいしかできていませんでした。

看護師は資産運用に無頓着な人が多い印象です。

(私の職場で投資をしている看護師さんは皆無でした。)

資産運用とは持っている資産(現金、不動産、株、債券、仮想通貨など)を管理・運用して、リターン・資産を増やすことです。

私も以前は、稼いだお金は「使う」か「貯める」くらいしかできていなかったのです。

私は、この「増やす」という概念が自分に備わったことが、自由な選択をできた理由だと思っています。

看護師を辞めてもやっていけるかもしれないと思えたのです。

では、お金を増やすにはどうすればいいのでしょうか?

それは「投資する」ということです。

投資とは、価値あるものにお金を払い、それが将来もっと価値が上がった状態になることで資産が増える。

ということです。

その対象は、「自分」や「」などです。

本を買ったり、大学や専門学校にお金を払うことは、「自己投資」をしたということです。

お金を出してくれたのは親かもしれませんが、「自己投資」をしたことで看護師国家試験に合格し、看護師として働くことができる価値ある(お金を稼げる)人間に私たちはなったのです。

」も同じです。価値があると思う銘柄を積み立てながら買うことで、毎年5%などの利益に利子がついて、どんどん雪だるま式に膨らんでいきます。※買う銘柄や、運用方法によっては元本割れする可能性があります。

私の場合、自己投資もしましたが、証券会社の口座を開設し、つみたてNISAジュニアNISAで投資を始めました。

つみたてNISAは40万円を20年間非課税で運用できる国の制度です。

毎月3333円投資すれば、20年後年利5%運用できれば2000万円くらいになる計算です。

でも、20年運用しての話です。

とてもいい制度なので、やることをお勧めします。

iDeCoも老後資金をためるのにとてもいい国の制度ですので、やることをお勧めします。

でも、20年積み立てないと引き出せず、それまでの資金は凍結されます。(障害を負ったとき、死亡した時は別です)

しかし、投資だけでは生計を立てることはできません。

投資だけで生計を立てるには、元金が1億円以上必要です。

完全な不労所得で生活することをFIREと言いますが、

1億円も余剰資金を稼げる人はそういません。

でも、フルタイム看護師ではなく、派遣看護師でゆるく働きながら、余剰資金を投資に回し、老後資金を増やす。

もしくは看護師をやめて、他の仕事をしてお金を稼ぎながら、投資でお金を増やしていく。

ということならできそうですよね。

私は2021年11月にブログを始め、自分のライティング能力だけで本当に少しですが、稼ぐことができています。

この先記事数を増やしていけば、月に100万円稼ぐことも夢ではありません。(夢で終わる可能性もあります)

それは簡単なことではありませんが、看護師をしていたら考えられない年収が手に入る可能性を手に入れたことは間違いないのです。

ブログは自分で記事をPCを使って書きさえすれば、寝てる間でも稼げる可能性があります。

稼げるまでには時間がかかりますが、時間労働から抜け出し、家族との大切な時間を過ごすことが可能です。

さらに、ブログをやっていればwebライターで文字単価〇円で仕事を受注することも可能です。

フルリモートの仕事を選べば、PCさえあればどこでも作業できるので、家族のピンチに駆けつけることができます。

また、看護師の転職・派遣のエージェントに登録すれば、もっと好条件の場所で働けたり派遣や単発バイトで、自分の好きな時間に好きな場所で、好きな日に働くことができます。

その代わり看護師でサラリーマンだった時のように、安定して給料が振り込まれるわけではありません。

私は、

  • 自分の健康や家族との時間を大切にしながら
  • 収入は安定しないが上限はない
  • 自分で働き方や働く時間や場所を自由に選べる環境

を選んだのです。

経済的に 時間的に 精神的に自由になる。

その具体的な方法を知りたくありませんか?

ここまで読んでくれたあなたに、おすすめの方法はここに書いてあります!

もし、あなたが今苦しい状況だけど、将来のことが不安で自分や家族を犠牲にする働き方しか選択肢がないなら。

私に相談してください。

国の相談センターも心療内科も混み合っていて相談できなかったけれど、内科の看護師さんに待合室でたった5分話を聴いてもらっただけで理解してもらえたことが涙が出るほど嬉しかったし、心が軽くなりました。

私もあの看護師さんのように、辞めたいとすごく悩んでいる看護師さんの力に少しでもなれたらいいと思います。

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きなりん

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この記事を書いた人

きなりんのアバター きなりん フリーランス看護師

看護師 2児の母 
看護学校卒業後 呼吸器内科と循環器内科に8年在籍 在籍中に呼吸療法認定士を取得。
他に消化器内科、脳外科、透析室、心臓カテーテル室、内視鏡室の経験あり。
2人目の育休復帰後、仕事と子育ての両立ができず長年勤めた総合病院のフルタイムを辞め、個人事業主、フリーランス看護師に転身し、子育ての仕事の両立を実現している。

ブログ運営、看護師バイト、YMAA認証ライター取得し看護師ライター、セミナー司会、YouTubeなどで活動中。

看護師だって結婚もするし子育てもする。
「看護師は自由に働ける」をコンセプトに「看護師の自由な働き方」を広める活動をしている。

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