【フリーランス看護師の働き方の選び方】自分の目標や条件に合わせて5つのタイプから選ぶ

きなりん【フリーランス看護師の働き方の選び方】自分の目標や条件に合わせて5つのタイプから選ぶ 看護師のスクラブを着たアジア人女性

看護師というと、病院やクリニックなどの医療機関に勤めるのが一般的なイメージですが、実は看護師にも様々な働き方があります。その中でも、特に自由度が高く、多様な経験ができるのがフリーランス看護師です。

フリーランス看護師とは、特定の事業者に雇用されず、個人事業主として働いている看護師のことです 。

フリーランス看護師は、病院やクリニックでヘルプとして働いたり、訪問看護師として働いたり、イベントや検診で単発の仕事をしたり、メディアで情報を発信したりするなど、様々な仕事をこなします 。

フリーランス看護師のメリットは、勤務時間や場所を自由に決められることや、人間関係に縛られないこと収入アップのチャンスがあることなどです 。

一方、デメリットは、自分で営業をしなければいけないことや、収入が不安定になること、確定申告が必要になることなどです 。

フリーランス看護師になるには、開業届けを出したり、社会保険や年金の手続きをしたり、将来のための貯蓄を始めたり、仕事を探したりするなど、様々なステップが必要です 。

フリーランス看護師に向いている人は、スケジュール管理が得意な人や、行動力がある人や、ある程度貯金がある人などです 。

フリーランス看護師の働き方は、一般社団法人フリーランス・副業看護師支援協会が、看護師の特性を考慮し、5つに分類して定義しています。フリーランス・副業看護師の定義 (fns-a.org)より

その分類を参考に、その特徴について実際にフリーランス看護師をしている私が以下に紹介します。

目次

独立フリーランス看護師タイプ

独立フリーランス看護師とは、自分の知識やスキルを活かして、特定の組織や事業者に属さず、①自分で仕事を見つけている個人事業主(開業届を提出している)②事業家(小規模で従業員がいないか1~2人)の看護師と分類します。

独立フリーランス看護師の仕事の例

独立フリーランス看護師の仕事の例としては、以下のようなものがあります 。

  • 病院やクリニックでのヘルプ看護師などの看護業務
  • 組織運営
  • セミナー講師
  • ライティング
  • イベントや検診での単発看護師
  • メディアやSNSでの情報発信や講師
  • 看護師向けのコンサルタントやコーチ

働き方例1)個人事業主として開業届を出し、事業所得としてセミナー講師やライティングやブログで収入を得ていますが、収入を補うために週に1~2回高齢者施設やクリニックなどでアルバイトや非常勤で働いて給与所得も得ている。

働き方の例2)小規模で起業し、法人を立ち上げており、組織を作ってメディアを運営したり、コンサルティングなどで主な収入を得ている。

きなりん

私は働き方の例1のような働き方をしています。

独立フリーランス看護師のメリット・デメリット

独立フリーランス看護師のメリットは、自分のやりたい仕事を選べることや、自分の価値を高めることができること、収入が高くなる可能性があることなどです 。

一方、デメリットは、自分で全てを管理しなければいけないことや、仕事の安定性が低いこと、社会保険や年金の負担が大きいことなどです 。

独立フリーランス看護師になるのに必要なスキルや準備

独立フリーランス看護師になるには、以下のようなスキルや準備が必要です 。

  • 営業や交渉、契約、請求などのビジネススキル
  • 確定申告や税金、会計などの知識
  • 開業届けや社会保険や年金の手続き
  • 仕事を探すためのネットワークや情報源
  • 将来のための貯蓄や資産運用

独立フリーランス看護師に向いている人の特徴

独立フリーランス看護師に向いている人は、以下のような特徴を持つ人です 。

  • 自分で仕事を決めたい人
  • 自分の専門性や経験を活かしたい人
  • 自分の価値を高めたい人
  • 収入を増やしたい人
  • 自分でスケジュールを管理できる人
  • 自分で責任を取れる人
  • 行動力がある人
  • ある程度の貯金がある人
きなりん

従来の働き方とは違うことが多いのでやってみたいと思っても少し難しいという印象があるかもしれません。

次は副業をしている「副業フリーランス看護師タイプ」の説明をします。

\フリーランス看護師として働きたい人の相談窓口/

副業フリーランス看護師タイプ

副業フリーランス看護師とは、本業の看護師の仕事以外に、個人で仕事を請け負う看護師のことです。副業フリーランス看護師は、本業の看護師の仕事と両立しながら、自分のスキルや趣味を活かして、副収入を得ることができます。副業フリーランス看護師の仕事の例としては、以下のようなものがあります 。

  • 病院やクリニックでのヘルプ看護師
  • 訪問看護師
  • イベントや検診での単発看護師
  • メディアや教育機関での情報発信や講師
  • 看護師向けのコンサルタントやコーチ
  • ブログやYouTubeなどのコンテンツ作成
  • ハンドメイドやイラストなどのクリエイティブな仕事

副業フリーランス看護師のメリットは、本業の収入にプラスして、副収入を得ることができることなどです 。一方、デメリットは、本業との両立が難しいことや、副業が本業に影響しないように注意しなければいけないこと、確定申告が必要になることなどです 。

副業フリーランス看護師になるには、以下のようなスキルや準備が必要です 。

  • 本業の勤務先や契約内容によっては、副業をすることが禁止されている場合があるので、事前に確認すること
  • 副業の時間や内容を本業と調整すること
  • 副業の収入に応じて、確定申告や税金の支払いをすること
  • 副業をするためのネットワークや情報源を探すこと
  • 副業に関する知識やスキルを身につけること

副業フリーランス看護師に向いている人は、以下のような特徴を持つ人です 。

  • 本業の収入に満足していない人
  • 自分のスキルや趣味を活かしたい人
  • 新しいことに挑戦したい人
  • 本業と副業のバランスをとれる人
  • 時間管理が得意な人
  • 学習意欲が高い人

派遣・アルバイトフリーランス看護師タイプ

派遣・アルバイトフリーランス看護師とは、看護師の派遣会社やアルバイトサイトを利用して、短期間や非常勤で働く看護師のことです。派遣・アルバイトフリーランス看護師は、自分の希望に合った勤務先や条件を選ぶことができます。派遣・アルバイトフリーランス看護師の仕事の例としては、以下のようなものがあります 。

  • 病院やクリニックでのヘルプ看護師
  • 訪問看護師
  • イベントや検診での単発看護師
  • 介護施設や保育園での看護師

派遣・アルバイトフリーランス看護師のメリットは、自分のライフスタイルに合わせて働けることや、様々な経験ができること、時給が高いことなどです 。一方、デメリットは、仕事の安定性が低いことや、派遣会社やアルバイトサイトの手数料がかかること、社会保険や年金の加入が難しいことなどです 。

きなりん

一つの派遣会社を通して単発バイトなどを掛け持ちして週に一定時間以上働けば、社会保険や年金の加入や、有給休暇の取得もできます。

派遣や非常勤でも、週に40時間以上働けば、社会保険や年金に加入できる場合もあります。

派遣・アルバイトフリーランス看護師になるには、以下のようなスキルや準備が必要です 。

  • 看護師の派遣会社やアルバイトサイトに登録すること
  • 自分の希望や条件に合った仕事を探すこと
  • 派遣先やアルバイト先との契約や報告をすること
  • 自分で社会保険や年金の加入や支払いをすること
  • 将来のための貯蓄や資産運用をすること

派遣・アルバイトフリーランス看護師に向いている人は、以下のような特徴を持つ人です 。

  • 勤務時間や場所に柔軟な人
  • 様々な職場や人と関わりたい人
  • 時給が高い仕事を探している人
  • 自分で保険や年金の手続きができる人
  • ある程度の貯金がある人

不安なことやわからないことがあれば、相談窓口で相談してください。

\フリーランス看護師として働きたい人の相談窓口/

扶養フリーランス看護師タイプ

扶養フリーランス看護師とは、配偶者や親などの扶養家族として、扶養の範囲内で働く看護師のことです。扶養フリーランス看護師は、扶養家族の社会保険や税金の優遇を受けながら、自分のスキルを活かして働くことができます。扶養フリーランス看護師の仕事の例としては、以下のようなものがあります 。

  • 病院やクリニックでのヘルプ看護師
  • 訪問看護師
  • イベントや検診での単発看護師
  • メディアや教育機関での情報発信や講師
  • 看護師向けのコンサルタントやコーチ
  • ブログやYouTubeなどのコンテンツ作成
  • ハンドメイドやイラストなどのクリエイティブな仕事

扶養フリーランス看護師のメリットは、扶養家族の社会保険や税金の優遇を受けられることや、家庭と仕事の両立がしやすいこと、自分のスキルや趣味を活かせることなどです 。

一方、デメリットは、扶養の範囲内で収入を抑えなければいけないことや、仕事の選択肢が限られることなどです 。

扶養フリーランス看護師になるには、以下のようなスキルや準備が必要です 。

  • 扶養の範囲内とは何かを理解すること
  • 扶養家族の社会保険や税金の手続きをすること
  • 扶養の範囲内で収入を得るための仕事を探すこと
  • 副業の収入に応じて、確定申告や税金の支払いをすること
  • 副業に関する知識やスキルを身につけること

扶養フリーランス看護師に向いている人は、以下のような特徴を持つ人です 。

  • 扶養家族の社会保険や税金の優遇を受けたい人
  • 家庭と仕事の両立をしたい
  • 自分のスキルや趣味を活かしたい人
  • 新しいことに挑戦したい人
きなりん

私は給与所得を扶養内にしています。事業所得はありますが、経費を計上することで全体の収入は扶養内でおさまっています。

プラチナフリーランス看護師タイプ

プラチナフリーランス看護師とは、定年退職後に、看護師としての経験や知識を活かして、個人で仕事を請け負う看護師のことです。プラチナフリーランス看護師は、自分のペースで働きながら、社会貢献や生涯学習をすることができます。プラチナフリーランス看護師の仕事の例としては、以下のようなものがあります 。

  • 病院やクリニックでのヘルプ看護師
  • 訪問看護師
  • イベントや検診での単発看護師
  • メディアや教育機関での情報発信や講師
  • 看護師向けのコンサルタントやコーチ
  • ボランティアやネットワーク活動

プラチナフリーランス看護師のメリットは、定年後の生活に充実感や意義を感じることや、自分の経験や知識を活かして社会貢献できること、収入を得ることができることなどです 。一方、デメリットは、仕事の需要が少ないことや、体力や健康に気をつけなければいけないこと、確定申告が必要になることなどです 。

プラチナフリーランス看護師になるには、以下のようなスキルや準備が必要です 。

  • 定年退職後の生活設計や目標を立てること
  • 自分の強みや特徴を見つけること
  • 仕事を探すためのネットワークや情報源を探すこと
  • 副業の収入に応じて、確定申告や税金の支払いをすること
  • 体力や健康を維持すること

プラチナフリーランス看護師に向いている人は、以下のような特徴を持つ人です 。

  • 定年後も看護師として働きたい人
  • 自分の経験や知識を社会に還元したい人
  • 生涯学習や新しいことに挑戦したい人
  • 自分のペースで働きたい人
  • 収入を得たい人

まとめ

フリーランス看護師とは、特定の事業者に雇用されず、個人事業主として働いている看護師のことです。フリーランス看護師の働き方は、一般社団法人フリーランス・副業看護師支援協会が、看護師の特性を考慮し、5つに分類して定義しています。それぞれの分類とその特徴は、以下のようになります。

  • 独立フリーランス看護師:自分の専門性や経験を活かして、個人で仕事を請け負う看護師
  • 副業フリーランス看護師:本業の看護師の仕事以外に、個人で仕事を請け負う看護師
  • 派遣・アルバイトフリーランス看護師:看護師の派遣会社やアルバイトサイトを利用して、短期間や非常勤で働く看護師
  • 扶養フリーランス看護師:扶養家族として、扶養の範囲内で働く看護師
  • プラチナフリーランス看護師:定年退職後に、看護師としての経験や知識を活かして、個人で仕事を請け負う看護師

フリーランス看護師の働き方には、それぞれメリットとデメリットがあります。自分に合った働き方を選ぶためには、自分の目標や条件、スキルや準備、向いている特徴などを考えることが大切です。フリーランス看護師として、自分らしく働きましょう。😊

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この記事を書いた人

きなりんのアバター きなりん フリーランス看護師

看護師 2児の母 
看護学校卒業後 呼吸器内科と循環器内科に8年在籍 在籍中に呼吸療法認定士を取得。
他に消化器内科、脳外科、透析室、心臓カテーテル室、内視鏡室の経験あり。
2人目の育休復帰後、仕事と子育ての両立ができず長年勤めた総合病院のフルタイムを辞め、個人事業主、フリーランス看護師に転身し、子育ての仕事の両立を実現している。

ブログ運営、看護師バイト、YMAA認証ライター取得し看護師ライター、セミナー司会、YouTubeなどで活動中。

看護師だって結婚もするし子育てもする。
「看護師は自由に働ける」をコンセプトに「看護師の自由な働き方」を広める活動をしている。

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