ここに、うつの症状を書きます。
気分が落ち込んで家で何もする気が起きない、仕事でミスばかりしてしまう自分を責めていませんか?
それ、うつ病の症状かもしれません。
今、自分が以下の症状に当てはまっていないか、よく考えながらチェックしてください。
そのあとに、実際に10年以上務めた総合病院を退職した私が、退職の流れと、なかなか退職させてもらえない時の退職のしかたのマニュアルを書きました。
退職願と退職届のPDFの無料ダウウンロードのプレゼントがありますので、良かったら参考にしてみて下さい。
うつ病のサイン・症状
気分が落ち込む、楽しめない、悪いほうにばかり考えてしまう
一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといった自覚症状が続いている場合、うつ病の可能性があります。気分が落ち込むような明らかな原因が思い当たらないことも少なくありません。また、原因と思われる問題を解決しても気分が回復せず、日常の生活に大きな支障が生じることがあります。うつ状態では、物事の捉え方が否定的になります。そのため、自分がダメな人間だと感じてしまうこともあります。そして、普段なら乗り越えられる問題も、実際よりもつらく感じてしまうという悪循環が起きてしまいます。イライラしたり、焦る気持ちも出てきます。重症になると「死んでしまいたいほどの辛い気持ち」が現れることもあります。うつ病かなと思ったら、早めに専門家に相談することが大切です。
周囲の人にもわかるうつ病のサイン
うつ病では、自分が感じる気分の変化だけでなく、周囲からみてわかる変化もあります。周りの人が「いつもと違う」こんな変化に気づいたら、もしかしたら本人はうつ状態で苦しんでいるのかもしれません。
- 表情が暗い
- 自分を責めてばかりいる
- 涙もろくなった
- 反応が遅い
- 落ち着かない
- 飲酒量が増える
身体に現れるうつ病のサイン
うつ病の精神症状に気づく前に、身体の不調が現れることもあります。
- 食欲がない
- 性欲がない
- 眠れない、過度に寝てしまう
- 体がだるい、疲れやすい
- 頭痛や肩こり
- 動悸
- 胃の不快感、便秘や下痢
- めまい
- 口が渇く
うつ病|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省 (mhlw.go.jp) 引用
私の経験上、当てはまる症状がある人はもう限界に近いと思います。

私もこの症状が出て突然病院に行けなくなってしまいました。
師長には何度か辞めたいと申し出ていて、とりあえずの来月からフルタイム→時短勤務に移行するという時期でした。
ひょっとしたら、すでに一度は上司に辞めたいと申し出たという人もいるかと思います。
それは「これから改善するから、もう少し一緒に頑張ろう」と言われませんでしたか?
明日来れるかわからないようなぎりぎりの状態の自分と、何カ月もかかる業務改善。
時間の流れ方が違うようだ。と師長との感覚のずれを感じる。
今やめられてはみんなが困る。辞めるなら補充が来てから。
しかるべき順序で辞めなければ他の人から反感をかってしまうかもしれない。
確かに自分がいなくなったら周りが困るかもしれない。
しかし、人手不足うんぬんはあなたが負うべき問題ではなく、管理している人たちが考えなくてはいけないことです。
異動すら対応してくれない組織ははっきり言って絶望的です。
自分がつぶれかけていて相談しているのに、部署異動の策すら取ってくれない。
自分なんていなくなった方がいいんだと自分を追い詰める。
あなたは組織の人間である前にひとりの人間で、それは一番尊重されるべきことです。
だからあなたは自分や家族の幸せを一番に考えていいんです。
いまのまま働くことは、あなたの幸せから離れた場所にあることだと思います。
でも幸せになる選択肢を勝ち取るには自分の強い意志が必要です。
その自分の強い意志をつらぬくパワーが残っているうちに行動することを考えてください!



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退職の手順
私が実際に10年以上勤めた総合病院を辞めた時にやったことを基に、退職の手順を書きました。
もし本気で今の環境を変えたいのであれば、①~⑪までのステップを、ひとつづつクリアしてください。



ひとつひとつ詳しく説明していきます
①自分や家族の幸せだけ考える
もしかしたら、周りはみんな自分や家族のことを犠牲にしているかもしれません。
子供が不登校になっても、子供が親にそばにいてほしいと望んでSOSを出していても。職場の先輩に責められて傷ついた自分の心が悲鳴を上げていても。
それでも毎日何とか自分や子供に言い聞かせて仕事に穴をあけないように、職場に患者さんに迷惑をかけないようにと職場に出向く。
そんなに頑張っている人を職場のみんなはえらいといい、みんなが通る道。今はつらくても3年頑張れば楽になってくる。子供は勝手に大きくなる。今辞めたら勿体ない。今を踏ん張れば何とかなる。
みんな乗り越えてきたんだから、あなたも乗り越えられるでしょ!
違う。私は子供たちが望んでいるならば、子供のそばにいてあげたいんだ!自分が壊れてまでここに居たくない!
それでいいんです!
周りに惑わされず、自分と自分の大切な人の幸せを一番に考えましょう。
②どんな形が幸せかを明確にする。←重要!紙に書いて明確にする。
自分の幸せについてとことん考えてみましょう。自分と、自分の大切な人が幸せになる形を紙に書いて明確にしましょう。
③自分の理想の働き方を強くイメージする
自分と自分の大切な人の幸せの形を明確にしたら、自分の理想の働き方を考えます。
私は、noteに自分の今後の働き方のビジョンをつらつらと書いていきました。
そうしていくことで、だんだんと自分の考えや方向性がまとまっていきました。
私は、この記事を精神的に追い詰められて退職してしまう5カ月も前に書いたのですが、今その時に考えていたままの人生を送っています。
noteでこれからやりたいことを語りながら整理する|きなりん|note
④師長にいつ辞めたいかをはっきり言い、それ以降はもう来ないと言って譲らない。(事前に就業規則を見て何カ月前に申し出れば問題なく辞められるかを把握しておく)
会社には必ず就業規則というものがあります。そこに、退職は辞めるどれくらい前に申し出ることということが書かれています。(ちなみに私の病院は1か月前でした)
あらかじめ就業規則で退職はいつまでに申し出ればいいのか必ず確認しておいてください。
法律的には退職の2週間前に申し出れば問題ありません。でも、就業規則は守った方が不利な状況になりにくいです。
有休が残っていれば退職日まで休むことも可能ですし、病休ならもっと長い期間休むことも可能です(詳しくはお勤め先に確認してください)
もし、師長に人員の確保ができないから、来年度末じゃないと辞められないなど言われたとしても(私は最初そう言われました)就業規則に定められている期間より前に退職を申し出れば問題ありません。
就業規則の見方がわからない人は、事務などの給料や雇用について担っている部署に確認するといいでしょう。
その上で、自分がいつ辞めたいかを明確にし、師長に退職したい日にちを申し出ます。
ここで説得に応じてしまい、退職時期をあいまいにされ「改善するから一緒に頑張ろう」などと言われてしまうと、せっかく勇気を出して退職を申し出たのにふりだしに戻ってしまいます。(私はそうでした)
ここで、自分の意志を曲げないことが逆に円満退職につながると後から考えると思います。
それまでに自分の意志や覚悟を固めておくことをおすすめします。
⑤師長に言ってもはぐらかされる場合は、看護部長と話したいと申し出る。師長が話を通してくれない場合は、直接看護部長に面談のアポを取る。
そもそも師長には退職に対して承諾する権限が与えられていない可能性があります。
その場合、いくら師長に掛け合っても話が進みません。
そういう時には、看護部長と直接話をした方がいいでしょう。
看護部長との面談のアポを師長さんからとってもらう、もしくは自分で取っても良いかと師長に確認します。
もし師長が話を通してくれない場合は、直接看護部長に面談のアポを取ります。
⑥看護部長に直接希望を告げる
看護部長には、自分の状況や考えを素直に言うといいでしょう。
ネガティブな辞める理由より、勉強したいことがあるなどのポジティブな理由を伝えたほうがすんなりいくとネットでよく書いてありますが、あまり本当の理由とかけ離れたことを言うと、あとでつじつまを合わせることが苦しくなります。
あまり職場を批判しすぎない程度に自分の本心を言った方が自分も苦しくないし、納得してもらいやすいかもしれません。
⑦看護部長が続けてもらえるために何らかの提案をしてきた場合は、一旦家族で話し合うからと話を持ち帰る。
看護部長と話しているうちに、働き続けてもらえるように何らかの提案をしてくるかもしれません。
私の場合、子供が小学校に上がる前まで時短勤務が使える制度があったので、時短勤務の提案がありました。
一度はその提案を受け入れました。自分の辞めたい理由が時短勤務なら解消されるような気がしたからです。
でも、面談という緊張している場でそれが自分が望んでいる働き方かどうか、とっさに判断することは難しいです。
一度家に持ち帰って、家族でその選択肢について話し合ってから返事をすると伝えましょう。
⑧その提案で自分が続けていけるかをよく考える。
自分会議や家族会議で、看護部長から仕事を続けてもらえるように出された提案について、その提案で自分が続けていけるか、精神的に苦しくないか、家族はどう思っているかなどを聞いて、相談して答えを出すといいでしょう。
⑨続けていけると思えるならその提案を受け入れるが、少しでも無理だと思うなら断る。
もう、一度退職を申し出て一歩踏み出している状態なので、結局、無理しても続かないんです。
自分が何かに妥協した結論だとつらくなってしまうと思います。
しばらくは続けられても、何かエピソードがあれば一発でガラガラと崩れてしまいます。
私は妥協した結論を受け入れてしまったので、その後急に職場に行けなくなるという事態になってしまいました。
でも、やってみなきゃわからないと思うならやってみてもいいと思います。
後悔しない選択、どちらにしても後悔するなら後悔が少ない選択をするといいですよ。
⑩看護部長との話し合いでも辞めさせてもらえなければ、辞職願を提出する。
何度師長に辞めたいと申し出ても、「もう少し一緒に頑張ろう」と言われてしまう。どうしたらいいんだろう。
本気で辞めたい場合、師長に「こいつダメだ」と思わせたほうが引き止められずに済みます💦
「こいつダメだ」と思わせるには、本当につらくて仕事に行けない時は無理をせず「精神的につらくて業務に支障をきたしてしまいそうなので休みます」と言って休むことです。
休むことを推奨するというよりは、つらさがピークに達した時、無理に出勤すると頭が回らず、何か言われないかと委縮してしまい、ミスを連発する可能性があります。→自分と患者さんを守ることにつながります。
休むということを繰り返していると、師長はだんだんあきらめてきます。
休職中にもし眠れないなどの症状があれば、それと一緒に退職を伝えれば案外すんなりいくかもしれません。
もし、それでも辞めさせてくれない場合は、辞職願を提出しましょう。
辞職願はいつまでに自分は「辞めたい」という希望の意志を書面で伝えることで、承諾されたのち退職が決定します。
後で例を画像で見れるようにします。
辞職願には、有休を取得したい旨も書くといいです。
※円満退職をどうしても望む場合、師長や看護部長との面接を重ねていくことをおすすめします。
しかし、相手によっては面接中に傷つけるようなことを言われる可能性もあるし、何度申し出ても退職が受け入れられないことによる心労もたまりますので、最終的には円満退職など、このブラックな看護業界では幻想だ!と思って割り切ることも必要かと思います。
⑪「退職願」の内容が実行されない様なら「退職届」を出します。「退職届」は、「辞めます」と病院側に通告する形です。
退職願を出してもまだ退職を受け入れてもらえない場合は、退職届を出します。
「退職届」は、私は〇年〇月〇日に退職します。
という内容のものです。会社側が退職を受け入れる受け入れないにかかわらず、自分は退職しますと宣言します。
法律的には退職日の2週間前に退職届を出せば問題ないことになっていますが、病院ごとに就業規則が設けられており、1~2カ月前に申し出ることになっているので、円満退職を望むなら就業規則に則った方がベストでしょう。
退職願の例
退職願の例です。
なかなか話し合いでも退職を受け入れてもらえない時に、最終手段として使用します。
このPDFファイルは無料でダウンロードできます。
退職届の例
退職届の例です。
私の病院では誰でもダウンロードできる書式があって、ついにあきらめてくれた師長さんが書くようにプリントアウトしてくれました。
職場専用の書式があるかもしれないので、事務などに問い合わせてみてください。
このPDFファイルは無料でダウンロードできます。
辞めてしまうと経済的に不安のある方
比較的高収入の看護師を辞めてしまうと経済的に不安という人が大多数ですよね。
私もそうでしたのでよくわかります。
でも、無理して心が壊れてしまっては取り返しがつきません。
今の環境を変えて働く方法としてはいくつかあります。
①他の病院に転職して再度病院に勤める
②収入は少なくなる可能性はあるが、自由度が高くなる看護師派遣や単発バイトで稼ぐ
③稼げるまで時間はかかるが、在宅でできる仕事を始めて稼ぐ
ちなみに私は今②と③を併用しています。ゆくゆくは③だけにしていくつもりです。



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